狂犬病予防
すべてのわんちゃんに必要な、唯一法律で接種が義務付けられたワクチンです。
人間を含むすべての哺乳類に感染のリスクがあり、致死率ほぼ100％の法定伝染病です。
死亡リスクが高く、一部の島国以外では撲滅できていないため、接種が義務付けられています。
年度ごとに1回、4～6月の期間に接種する必要があります。
かかると危険な感染症や、防ぐのが難しい感染症から体を守ります。
その子の身の回りのリスクを考えた選択が必要になります。
わんちゃんの予防
混合ワクチン
かかると死んでしまう感染症や、防ぐのが難しい感染症からわんちゃんを守るのが目的です。
まったく外に出ないわんちゃんでもリスクのある感染症があり、世界小動物獣医師会（WASAVA）のガイドラインではすべてのワンちゃんに5種ワクチンの接種が推奨されています。
仔犬は生後2か月から3回の接種が必要となります。
また、副作用が心配なワンちゃんは、ワクチン抗体検査をワクチン接種の代わりに行う選択肢もあります。
フィラリア予防
蚊によって媒介する寄生虫で、感染すると心臓に寄生します。
感染すると呼吸が苦しくなり、手術が必要となることもあります。
5～12月の予防が必要となり、ちゃんと予防すれば100％の予防が可能です。
ノミダニ予防
野外の草むらやドッグランなどで感染したり、ご家族の衣服などからお家に持ち帰ることもあります。
暖かい室内で繁殖し、様々なウイルスを媒介し、人間にも害がある寄生虫です。
フィラリアと一緒に予防するオールインワンタイプのお薬が主流です。
避妊・去勢手術
望まない妊娠・出産の予防のほか、様々な病気の発生リスクを抑えます。
特に避妊去勢を行ったわんちゃんの方が、平均寿命が延びることが確認されています。